CLINIC
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こんにちは、アンデュースキンケアクリニック院長の山崎です。
今回は前回に引き続き、ニキビの治療(自費診療)・施術の流れと頻度について、詳しくご紹介させていただきます。
【前々回の記事】「ニキビとは・種類と症状・原因・重症度」はこちら
【前回の記事】「ニキビの治療(保険診療)」はこちら
もともと高血圧やむくみの治療に使用される利尿作用のあるお薬です。体内の余分な水分や塩分を排出する働きがあり、一般的には降圧剤として使用されます。
ニキビ治療では、主に男性ホルモンの働きを抑える作用に着目して使用します。男性ホルモンは皮脂分泌を促すため、その影響を抑えることで皮脂量を調整し、ニキビの改善をサポートします。特に、 生理前にニキビが悪化しやすい方、 あご周りに繰り返しニキビができる方、 炎症を伴うニキビが長引いている方などに効果が期待できます。
ただし、体質や持病、内服中のお薬によっては使用をおすすめできない場合もあります。
医師の診察・カウンセリングで肌状態や体調を確認したうえで、適応を判断いたします。
イソトレチノインと呼ばれるビタミンA誘導体の一種です。
皮脂の分泌を強力に抑える作用に加え、アクネ桿菌に対する抗菌作用や抗炎症作用があり、主に重症から最重症のニキビに対して使用されます。欧米では、重症ニキビ治療において重要な選択肢のひとつとして広く用いられていますが、日本では厚生労働省の承認を受けていないため、自費診療での処方となります。
治療期間は一般的に12〜24週間程度が目安ですが、肌状態や症状の程度によって、内服期間や効果の出方には個人差があります。早い方では4〜12週間ほどで改善を実感されることもありますが、多くの場合は一定期間継続して内服することが大切です。また、内服終了後に再発する可能性もあるため、治療後も外用薬やスキンケアなどで継続的に肌状態を整えていく場合があります。
妊娠中・授乳中の方、妊娠の可能性がある方、18歳未満の方など、内服をおすすめできないケースもあります。処方にあたっては、医師が診察・カウンセリングで肌状態や体調を確認したうえで、適応を慎重に判断いたします。

アゼライン酸を高濃度配合したクリームです。
毛穴詰まりの予防、アクネ桿菌に対する抗菌作用、皮脂分泌や皮脂の酸化を抑える働きにより、ニキビの予防や悪化を防ぐ効果が期待できます。また、メラニンの生成を抑える作用もあるため、ニキビ跡の色素沈着が気になる方にもおすすめです。
アゼライン酸は、穀類や酵母などにも含まれる天然由来の酸で、日常的に食事からも摂取している成分です。AZAクリアは無香料・無着色で、アルコールや防腐剤も含まれていないため、アルコールや防腐剤に敏感な方にも使いやすい製品です。低刺激で副作用が出にくく、幅広い肌タイプの方に使用しやすい点も特徴です。
保険診療で処方されるディフェリンゲルやベピオローションは、妊娠中に使用できない場合がありますが、AZAクリアは妊娠中・授乳中の方にも使用できるとされています。そのため、妊娠・出産に伴うホルモンバランスの変化によるニキビにお悩みの方にもご提案することがあります。また、保険診療で処方された外用薬の刺激が強く肌に合わなかった方、脂性肌の方、Tゾーンの皮脂が気になる方にもおすすめです。さらに、酒さによる赤ら顔の改善を目的に使用することもあります。
アゼライン酸は海外でも長年使用されており、ニキビ治療のガイドラインにも含まれる成分です。 AZAクリアは日本の大手製薬会社であるロート製薬が製造している、クリニック専売の化粧品です。
初回購入時には、医師がカウンセリングでお肌の状態を確認させていただきます。使用方法は、1日2回、洗顔後にスキンケアを行ったあと、最後に塗布していただきます。使い始めは軽いピリピリ感を感じることがありますが、継続するうちに落ち着いてくることが多いです。保険診療で処方される外用薬との併用も可能です。
より効果を実感するためには、約2か月間を目安に継続して使用することをおすすめしています。
また、ピーリングやハイドラジェントル、ジェネシスなどの施術と組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
専用の薬剤を使用して皮膚表面の古い角質を溶かし、角栓を除去することで、肌のターンオーバーを整えます。ピーリング製剤の中では比較的肌に優しい、アミノ酸を使用しています。アミノ酸は保湿成分であるセラミドを破壊しないため、乾燥肌やアトピー肌の方にも使用できます。ニキビの状態によって、アミノ酸の強さを変えて施術していきます。
② ハイドラジェントル

2種類のピーリング剤を使用した、ウォーターピーリングのマシンです。ピーリング剤で特殊な水流を起こしながら吸引をすることで、肌のピーリングとディープクレンジングを同時に行います。ニキビや角栓、毛穴の黒ずみや詰まりなどに効果があり、従来のピーリングの表面だけの効果ではなく毛穴の中まで洗浄ができるメリットがあります。グリコール酸・乳酸・サリチル酸が含まれた薬剤を使用しますが、ミルクピールの製剤よりも肌に優しい濃度なので、炎症性のニキビ肌の方でも痛みなく施術が可能です。ハイドラジェントルを施術直後は、皮脂や汚れが取れた状態になるため、その後に行う施術の効果がより高まるとされています。レーザーや導入系の前に施術するとより効果が実感しやすくなるので、同日の施術をおすすめしています。
ハイドラジェントルの詳しいご説明は以前のコラムをご覧ください。
③ ジェネシス

ニキビに照射すると、レーザーがアクネ杆菌を殺菌する効果があります。表皮層から真皮浅層まで加熱されますので、ニキビ跡にも効果があります。マイルドなレーザーですので、ダウンタイムはありませんが、効果が実感できるまでは何度か回数が必要です。
④ イオン導入

微弱な電流を使用して、肌の奥まで美容液を導入します。浸透力は、手で美容液を馴染ませるのと比較すると約10倍です。使用している美容液は当院の看護師が作成したもので、抗酸化力と抗炎症作用、皮脂分泌抑制、鎮静の効果があるAPPS誘導体(ビタミンC)が含まれています。ニキビや色素沈着、皮脂過剰、ニキビの赤みなどに効果があります。
⑤コラゲナイザー

微弱な電流と振動により肌に美容液を導入する施術です。コラゲナイザーの美容液にはイオン導入の美容液にプラスして、高い保湿効果のあるヒアルロン酸が含まれています。ニキビや色素沈着、皮脂過剰、ニキビの赤み、乾燥などに効果があります。ニキビ治療にはピーリング効果のある施術や外用薬を使用することが多いですが、ピーリングをすると肌が乾燥しやすくなるため、乾燥しやすい方は、イオン導入よりも保湿効果のあるコラゲナイザーがおすすめです。
⑥ケアシス

-20度で冷却をしながら、エレクトロポレーションという特殊な電気穿孔で、細胞に数秒間すきまを作り、超音波を使ってそのすき間から肌の奥まで美容液を導入する機械です。手で美容液をなじませるのと比較すると、約200倍導入できるとされています。肌に導入しづらい高分子の美容成分を導入することが可能で、コラゲナイザーの美容液にプラスして、抗炎症作用の強いトラネキサム酸と保湿力のあるプラセンタが含まれています。冷却できるため、炎症で火照っている肌やレーザーなどの照射後に使用するのがおすすめです。ニキビや毛穴詰まり、皮脂異常、ニキビの赤み、鎮静、色素沈着などに効果があります。
自費治療の施術は種類がたくさんありますが、それぞれ効果のあるものが異なります。医師がカウンセリングさせていただき、一人ひとりの肌に合った適応の施術をご提案いたします。単体で行うことももちろん良いですが、例えば自費治療が初めてで軽いものからという方はピーリング+イオン、思春期の方や男性の皮脂がしっかり出ている方はハイドラジェントル+ケアシス、アクネ菌の殺菌もしつつ、ニキビによる赤みも気になる方はジェネシス+ケアシスなど複数を組み合わせて使用していくことでより効果を感じていただけます。
ニキビを治すには長い治療期間が必要になることがほとんどです。また自宅での外用・内服管理などが必要不可欠となります。長期間の治療になることも予測されますので、無理のない範囲でゆっくり治療していくと考えるのが良いでしょう。
ニキビ治療が気になる、診察・施術をしてみたいという方はお電話で予約をお願いいたします。
ニキビ治療をご希望の方には、医師によるカウンセリングがあります。お悩みやご不安に思っていることがあればお気軽にご相談ください。 ご施術を希望される場合、ご内容によって当日のご案内ができない場合もございます。
施術時間はご内容によって異なります。早いものだと15分、組み合わせによっては長い施術ですと1時間ほどかかる場合がありますが、あくまでも目安です。施術をご希望の方は、当日ご確認をお願いいたします。

・ニキビとは、古い皮膚細胞の堆積物や細菌、皮脂などが影響して毛穴に起こる、慢性的な炎症を指します。
・ニキビには種類があり、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ、紫ニキビに分類されています。
・原因は、過剰な皮脂分泌、角質による毛穴の閉塞、アクネ杆菌の増殖、ホルモンバランスの影響、カビの増殖、顔ダニの増加、遺伝、生活習慣などがあります。
・ニキビの個数によって軽度、中等度、重症、最重症に重症度が分類されます。
・症状によって、使用する薬や適応の施術があるため合ったものを選択して治療することが好ましいです。
・長期治療となるため、ストレスにならないよう無理のない範囲で治療していくことが望ましいです。
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PROFILE

山崎 和紀(やまざき かずのり)
杏林大学医学部 卒業
杏林大学医学部附属病院 勤務
名古屋大学医学部附属病院形成外科 勤務
静岡済生会病院形成外科 勤務
虎の門病院形成外科 勤務
東京西徳洲会病院形成外科部長就任
2018年アンデュースキンケアクリニック院長就任
日本専門医機構形成外科領域専門医
日本美容皮膚科学会正会員
サーマクール認定医
アンデュースキンケアクリニック
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