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2025.02.11【医師が解説】ウルトラセルZi(旧ウルトラセルQプラス)とは?効果、施術風景とQ&A、おすすめの方◆スタッフが施術を受けました◆

こんにちは、アンデュースキンケアクリニック院長の山崎です。

今回は導入から根強い人気の施術、リフトアップ治療の「ウルトラセルZi(旧ウルトラセルQプラス)」についてお話いたします。ウルトラセルZiは、女性の患者様からだけではなく、男性の方や当院のスタッフからも大人気です。たるみ治療というと30~40代以上の方がされるイメージかもしれませんが、20~80代と幅広い年代の方にお受けいただいています。20代のスタッフもかなり気に入っていて「効果が切れてくると、自分でわかるくらい変化があるからやめられません!」と、半年に1回は必ず施術をお願いされます。

※当院では2026年1月から、最新機種の「ウルトラセルZi(ジィー)」を取り扱っています。

以前の記事でご紹介した、同じHIFU(ハイフ)技術を利用したたるみ治療の「リフテラⅤ」と共通する点もありますが、それぞれの違いや使い分けについてなど、カウンセリングでご質問いただくことが多い内容をご紹介します。今回もスタッフが施術を受けましたので、ビフォーアフターや施術風景を掲載しています。

最終更新日:2026年2月16日


【関連記事】リフテラVとは?ビフォーアフター・効果◆スタッフが施術を受けました◆はこちら
【次回の記事】ウルトラセルZi(旧ウルトラセルQプラス)がおすすめの方・リフテラⅤとの違い・施術の流れ、頻度・注意点はこちら


1.ウルトラセルZi(旧ウルトラセルQプラス)とは?

1-1.HIFU(ハイフ)技術を応用したたるみ治療

HIFU技術.png

ULTRAcel Zi(ウルトラセルジィー)は、韓国のJeisys(ジェイシス)社が開発したHIFU(ハイフ)機器です。

HIFUとは「High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)」の略称で、超音波エネルギーを一点に集中させて照射する技術を指します。ターゲットとなる深さにピンポイントで熱エネルギーを届けることができるのが特徴です。ウルトラセルZiでは、このHIFU技術を応用し、真皮層からSMAS(スマス)筋膜と呼ばれる深い層までアプローチします。熱エネルギーによってコラーゲンの収縮やリモデリングを促し、肌の引き締めやハリ感の向上を目指すたるみ治療です。

1-2.ガン治療や結石治療の医療分野で臨床を重ねた歴史

現在では美容医療のたるみ治療として広く知られているHIFU(ハイフ)ですが、その技術はもともと医療分野で発展してきたものです。超音波の研究の歴史は古く、18世紀末に超音波の存在が発見されたことから始まり、1940年代には高密度焦点式超音波(HIFU)の技術を用いて、周囲組織への影響を抑えながら特定の部位へエネルギーを届ける研究が進められました。1950年代にはさらに精密なHIFU技術が開発され、脳疾患などへの臨床応用も行われています。
その後、2000年代前半になると、この医療技術を応用した美容医療向けのHIFU機器が登場し、現在では世界中でたるみ治療の選択肢のひとつとして広く活用されています。

Jeisys(ジェイシス)社によるHIFU開発は、2010年に大手電子メーカーとのがん治療機開発からスタートしました。医療機器開発で培われた技術を応用し、2012年には顔用HIFU「ウルトラセル」、2015年にはボディ用HIFU「リポセル」を発表。さらに2018年には改良機種として顔用HIFU「ウルトラセルQプラス」が登場しました。

当院では2026年1月より、従来機種をさらに進化させ、より精密な照射設定が可能となった「ウルトラセルZi(ジィー)」を導入しています。

1-3.スリムなカートリッジで狙った照射が可能

カートリッジとは、肌に接触させて超音波を照射するための先端部分です。一般的にカートリッジのサイズが大きい場合、目元や口元などの細かい部位では照射しづらいことがあります。
ウルトラセルZiではこの点に着目し、他社のカートリッジと比較してスリム設計のカートリッジを採用しています。カートリッジが薄くなったことで、細かな部位にも沿わせやすく、目元のキワやほうれい線、マリオネットライン周辺など、より繊細な照射設計が可能となりました。


1-4.筋膜・脂肪層・真皮層に狙った照射が可能

従来のウルトラセルQプラスの照射深度は、4.5mm・3.0mm・1.5mmの3種類に設定されており、それぞれ専用のカートリッジを付け替えて照射を行っていました。これらの深度は、一般的に解剖学的な層構造を参考に設計されており、SMAS筋膜・脂肪層・真皮層などへのアプローチに適しています。
最新機種であるウルトラセルZiでは、基本的な照射深度の考え方は従来機種と同様ですが、0.5mm刻みで細かく設定できるよう進化しました。そのため、肌の状態や骨格に合わせた、より細やかな照射設計が可能になっています。
さらに、2種類のカートリッジで複数の深度設定に対応できるため、付け替えの手間が軽減され、施術時間の短縮にもつながります。

【4.5mm(SMAS筋膜へのアプローチ)】
4.5mmの深さにはSMAS筋膜が存在しているため、深いところにある筋膜をしっかりと引き締めることができます。フェイスラインやほうれい線、アゴ下などのたるみが強く出やすい場所に照射するとより効果が出やすくなります。深達度が高いため、神経の走行している部分は避けながら照射しています。尚、SMAS筋膜まで照射ができるのは医療機関のみです。当院では、解剖学に精通した形成外科専門医が責任を持って施術を行っています。

【3.0mm(脂肪層へのアプローチ)】
3.0mmには皮下脂肪が存在しており、脂肪に熱を加えることによる引き締めや脂肪溶解されるため部分痩せの効果があります。フェイスラインや頬のたるみ、二重アゴの改善にも効果があります。また、額にも照射をしますので、目元の印象が変化したと感じる方もいらっしゃいます。

【1.5mm(真皮層へのアプローチ)】
1.5mmは真皮層へのアプローチとして使用され、熱刺激によるコラーゲンのリモデリングを目的としています。肌のハリ感や小ジワの改善を目指し、額や口元、目元など皮膚の薄い部位にも使用します。

1-5.ライン照射による、短時間で大きな効果

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HIFUは、超音波エネルギーを一点に集中させて照射する技術で、熱エネルギーはまず小さな点(ドット)として形成されます。
ウルトラセルZiでは、このドットを一定の間隔で複数並べることで、線(ライン)のように連続した照射が可能となっています。ウルトラセルZiでは、1本のラインを1ショットとしてカウントしますが、実際には約17個のドット(熱凝固点)を連続して形成する設計になっています。そのため、狙った層に均一に熱エネルギーを届けやすく、安定した照射につながります。


2.ウルトラセルZi(旧ウルトラセルQプラス)の効果・メリット

2-1. 頬やフェイスラインの引き締め

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頬やフェイスラインのたるみは、皮下脂肪の下垂やコラーゲンの減少、筋膜のゆるみなど、複数の要因が関係していると考えられています。フェイスラインがぼやけることで、実際の年齢よりも老けた印象を与えてしまうことがあります。
ウルトラセルZiでは、頬やフェイスラインに対して、4.5mm(SMAS筋膜へのアプローチ)、3.0mm(脂肪層へのアプローチ)、1.5mm(真皮層へのアプローチ)といった深さを使い分け、複数の層に働きかける照射を行います。狙った層へ熱エネルギーを届けることで、コラーゲンの収縮やリモデリングを促し、引き締めやハリ感の向上、小ジワの改善を目指します。

また当院では、フェイスラインから頬にかけて格子状に照射を行うなど、部位や状態に合わせた照射設計を採用しています。重ねて照射することで、より立体的な引き締めを目指しています。

2-2. アゴ下のたるみ、二重アゴの改善

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アゴ下は顔の中でも下方に位置するため、たるみやボリューム感が出やすい部位のひとつです。また、ダイエットをしてもアゴ下のもたつきが気になるというご相談も多くいただきます。
ウルトラセルZiでは、アゴ下に対して、筋膜へのアプローチを目的とした4.5mmと、脂肪層へのアプローチを目的とした3.0mmの深度を使い分けて照射を行います。狙った層へ熱エネルギーを届けることで、引き締めや輪郭の改善を目指します。施術直後から変化を感じる方もいらっしゃいますが、1ヶ月前後から徐々に引き締まりを実感されるケースが多く、時間の経過とともに変化していくのが特徴です。


2-3. ハリ・小ジワの減少

1.5mmは肌表面に近い真皮層へ熱刺激を与えることで、コラーゲンのリモデリングを促し、ハリ感の向上や小ジワの改善を目指します。深部のコラーゲンの減少はたるみの要因のひとつと考えられていますが、表層に近いコラーゲンの減少は、乾燥感や細かなシワが目立ちやすくなります。特に目元は皮膚が薄く、年齢変化の影響を受けやすい部位です。
目元への照射では、医師が皮膚の状態や解剖学的構造を確認しながら、適切なテンションをかけて安全性に配慮した照射を行います。細かな部位にも対応しやすいのが特徴です。


3.ウルトラセルZi(旧ウルトラセルQプラス)の施術風景とQ&A

【施術した内容】

今回は、当院のスタッフがウルトラセルZi(旧ウルトラセルQプラス)の施術を受けました。


【ビフォーアフターと施術に関するQ&A】

Q.施術中の痛みはありますか?

A.従来のHIFU治療に比べて痛みに配慮した設計です。

たるみ治療に用いられる機器の多くは、肌内部へ熱エネルギーを届ける特性上、部位や個人差によって刺激を感じる場合があります。従来のHIFU(ハイフ)も、刺激を感じやすい点が課題とされてきました。
一般的にHIFUでは、60℃以上の熱エネルギーによってコラーゲンの収縮やリモデリングが促されると考えられていますが、温度が高くなるほど刺激を感じやすくなる傾向があります。

ウルトラセルZiでは、65℃±の熱エネルギーを安定照射できる独自技術を搭載しているため、コラーゲン生成に必要な熱エネルギーを保ちながら、できるだけ痛みを軽減できるよう設計されています。痛みの感じ方には個人差がありますが、比較的マイルドな刺激と感じられる方が多い印象です。個人の感想にはなりますが、実際に施術を受けたスタッフの感想は、「他院で受けたウルセラと比較して刺激が非常に少なく感じた」とのことでした。患者様からも「他のHIFUが痛くて続けられなかったけれど、ウルトラセルZiはほとんど痛みがないから続けやすい」といったご感想をいただくことがあります。

熱の感じ方は照射する深さによっても異なります。最も深い4.5mmの照射では、SMAS筋膜へのアプローチとなるため、部位によっては鈍い刺激や熱感を感じる場合があります。施術中はジェルを使用し、快適に受けていただけるよう配慮していますが、皮膚の薄いアゴ下やフェイスラインではチクチクとした感覚が生じることがあります。3.0mmおよび1.5mmの照射では、温かさを感じる程度と表現される方が多いですが、刺激が強く感じられる場合には出力の調整も可能ですので、遠慮なく医師へお申し付けください。


Q.ダウンタイムや気を付けることはありますか?

A.大きなダウンタイムは比較的少なく、施術直後からメイクをしていただくことも可能です。

施術後は、ほんのり赤みが出る場合がありますが、多くの場合は数時間〜当日中に落ち着いていきます。個人差はありますが、SMAS筋膜まで熱エネルギーを届ける施術のため、まれに筋肉痛のような鈍い違和感が生じることがあります。通常は数日程度で徐々に落ち着いていくケースが多いです。
また、深部へ熱刺激を与えているため、施術後1〜2週間程度は強いマッサージなどはお控えいただいています。それ以外の日常生活については、基本的に普段通りお過ごしいただけますが、ご不安な点があれば医師へご相談ください。

Q.施術後はどのような経過ですか?

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A.徐々にハリ感の向上が期待でき、1か月程で引き締まりを実感しやすいです。

施術直後から引き締まったように感じる方もいらっしゃいますが、一般的には施術後2〜4週間ほどかけて徐々にリフトアップ感や引き締まりを実感されるケースが多いです。
スタッフの症例でも、直後からわずかな変化が見られましたが、時間の経過とともにより変化が分かりやすくなりました。そのため、結婚式や同窓会などの大切なご予定に合わせる場合は、約1か月前の施術をご提案しています。また、個人差はありますが、施術後2〜3日ほどでハリ感や化粧ノリの変化を感じる方もいらっしゃいます。

効果の持続期間には個人差がありますが、一般的には6ヶ月〜1年程度とされており、すぐに元に戻るわけではありませんが、良い状態を維持するために半年に1回程度のメンテナンス施術がおすすめです。さらに引き締め感を高めたい方や、大切なご予定に向けて集中的なケアを希望される場合には、"サーマクールCPT"や"ボルニューマ"、"リフテラV"などの施術との組み合わせをご提案しています。

それぞれの施術の特徴や症例も掲載しているので、そちらのコラムも是非ご覧ください!

【関連記事】サーマクールCPTとは?ビフォーアフター・効果・メリット◆院長自ら施術を受けました◆
【関連記事】ボルニューマとは?効果・メリット、おすすめの方◆スタッフが施術を受けました◆
【関連記事】リフテラVとは?ビフォーアフター・効果◆スタッフが施術を受けました◆はこちら


今回のご紹介はここまでです。次回更新は3月中旬ごろ、「ウルトラセルZi(旧ウルトラセルQプラス)とリフテラVの違い、施術の流れ・頻度、注意点、まとめ」についてご案内いたします。

ウルトラセルZiについてご興味のある方、是非お気軽にご相談ください。

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PROFILE

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山崎 和紀(やまざき かずのり)

杏林大学医学部 卒業
杏林大学医学部附属病院 勤務
名古屋大学医学部附属病院形成外科 勤務
静岡済生会病院形成外科 勤務
虎の門病院形成外科 勤務
東京西徳洲会病院形成外科部長就任
2018年アンデュースキンケアクリニック院長就任

日本専門医機構形成外科領域専門医
日本美容皮膚科学会正会員
サーマクール認定医


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