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2026.11.02

【医師が解説】開院20年目を迎える、アンデュースキンケアクリニックが大切にしてきたこと◆前編◆

こんにちは、アンデュースキンケアクリニック院長の山崎です。

あっという間に11月に入り、2026年も残すところあと2か月程となりました。
来年2027年、アンデュースキンケアクリニックは開院20年目を迎えます。
これまで多くの患者様に通っていただき、長く診療を続けてこられたことに、心より感謝申し上げます。

センター南で診療を続ける中で、定期的にメンテナンスに通ってくださる方、気になるタイミングで新しいお悩みをご相談くださる方、ご家族やお知り合いからのご紹介で来院される方など、本当に多くの患者様とのご縁に恵まれてきました。

この20年近くの間に、美容医療は大きく変化しています。
新しい医療機器や治療法が次々と登場し、以前に比べて治療の選択肢は大きく広がりました。また、美容医療を受ける方が増えるとともに、クリニックの数も増えています。
選択肢が増えたことは喜ばしい一方で、
「自分にはどの治療が合っているの?」
「どのクリニックを選べばいいの?」
「同じような施術でも、どうしてクリニックによって料金が違うの?」
と、迷われる方も増えているように感じます。

そこで今回は、開院20年目という節目を迎える前に、「アンデュースキンケアクリニックがこれまで大切にしてきたこと」を、改めてお伝えしたいと思います。当院で多くご相談いただいている治療や、実際の症例も交えながらご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。


1.約20年の診療で積み重ねてきた経験

matiai.JPG美容のお悩みは、年齢や性別、季節、ライフスタイルによって少しずつ変化します。当院には、10代の方から90代の方まで、幅広い年齢層の患者様にご来院いただいています。また、ここ数年では男性の患者様も増えており、全体の約30%を占めています。
長年診療を続ける中で、私たちはシミ・くすみ・ニキビ・毛穴といった肌のお悩みから、シワ・たるみなどの年齢に伴う変化、さらには薄毛・抜け毛などの頭髪のお悩みまで、さまざまなご相談と向き合ってきました。同じ「シミ」や「たるみ」といったお悩みでも、肌の状態や原因は一人ひとり異なります。さらに、ひとつの原因だけではなく、複数の要素が重なっていることも少なくありません。

そのため当院では、開院以来、カウンセラーを置かずに医師自身がカウンセリングを担当し、患者様のお悩みを直接伺うことを大切にしてきました。マニュアル化された一律の対応ではなく、これまで培ってきた知識や技術、症例の積み重ねをもとに、一人ひとりに適した治療を考えています。これは、開院以来変わらず大切にしてきた診療姿勢のひとつです。


2.医師は全員、臨床経験20年以上の形成外科専門医

医師経歴1.png

当院で診療を担当する医師は、全員が臨床経験20年以上の形成外科専門医です。一般的には「形成外科専門医」と呼ばれることが多いですが、正式には日本専門医機構の制度に基づく「形成外科領域専門医」という専門資格です。形成外科領域専門医は、2年間の初期臨床研修を修了した後、形成外科全般について4年以上の専門研修を行い、所定の研修や症例経験を積んだうえで、資格試験に合格した医師に認定されます。※日本形成外科学会公式サイト:日本形成外科学会|専門医

当院では、院長・副院長ともにこの専門資格を有し、大学病院や中核病院などで幅広い症例を経験しながら研鑽を積んできました。形成外科では、顔や手足などの怪我、やけど、あざ、腫瘍、先天異常、傷あと、組織の再建から美容医療まで、幅広い領域を診療します。そのため、皮膚だけでなく、皮下組織・脂肪・筋肉・血管など、身体の構造について専門的な知識と診療技術が求められます。
美容医療においても、こうした解剖学的な知識と長年の診療経験はとても重要です。例えばボトックス注射では、シワができる部位だけを見るのではなく、どの筋肉の動きがそのシワに関係しているのか、周囲の筋肉とどのように作用し合っているのかを見極めながら治療する必要があります。また、たるみ治療でも、皮膚だけでなく、脂肪のつき方や筋肉、顔の骨格などを考えながら、治療方法やアプローチする部位を選択します。

当院では、形成外科診療で長年培ってきた知識と経験をもとに、「どの施術を行うか」だけではなく、「どこに、どのように治療するか」まで考えることを大切にしています。


3.カウンセリングは必ず医師が行います

IMG_5962.jpg当院では、施術を受けていただく前に、必ず医師がカウンセリングを行います。
例えば「シミを取りたい」というご相談でも、シミの色素がどのような状態なのか、皮膚のどの深さに存在しているのかなどによって、適した治療は異なります。また、「たるみが気になる」という場合でも、皮膚の状態や脂肪のつき方、筋肉の動き、顔の骨格などによって、適した治療方法は変わってきます。
そのため、形成外科の知識と豊富な臨床経験をもつ医師が、実際にお悩みの箇所の状態を確認したうえで治療を考えることが非常に重要だと考えています。カウンセリングでは、医師がお悩みを伺いながら状態を確認し、治療の選択肢やそれぞれの特徴、注意点などをご説明します。なお、美容診療については初診時のみ初診料を頂戴し、次回以降の再診料はいただいておりません。治療を受けるたびに気になることや新しいお悩みが出てきた際にも、費用を気にせず医師へご相談いただけるようにしています。(保険診療については、国が定める初診料・再診料を算定いたします)

 「何を受ければよいのか分からない」、「自分にはどの治療が合っているのか知りたい」という段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。ご希望の施術ありきではなく、まずは現在の状態を正しく見極め、その方に合った治療を医師が責任を持ってご提案しています。


4.アンデューの理念に基づく施術

ここからは、当院で多くご相談いただいている治療を例に、実際の診療で大切にしていることをご紹介します。

4-1. CASE 01 ボトックス注射

【解剖学に精通した形成外科専門医が、状態に合わせて注入】

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4.pngボトックス注射とは、ボツリヌス菌が産生するタンパク質を精製した薬剤を用いて、神経から筋肉への情報伝達を一時的に抑えることで、筋肉の緊張を和らげる治療です。美容医療では、主に眉間・額・目尻などの表情ジワ、エラ・肩などの筋肉の張り、ワキ汗などのお悩みに用いられています。長年にわたり臨床で用いられている治療ですが、解剖学的な知識・熟練の注入技術が不可欠です。単に薬剤を注入するだけではなく、どの筋肉に、どの位置から、どの程度の薬剤量を注入し、その範囲に作用させるかが重要です。例えば、顔には複数の筋肉があり、それぞれが連動して表情をつくっています。そのため当院では、形成外科専門医が患者様の表情や筋肉の動き、左右差、全体のバランスを確認しながら注入を行います。シワを目立ちにくくすることだけを目的とするのではなく、表情が不自然にならないよう、一人ひとりの筋肉の動きや状態を見ながら治療することを大切にしています。

なお、当院では、顔・肩・ワキなどのボトックス注射を含め、水光ミックス注射やマイクロボトックス注射など、ボツリヌストキシン製剤を使用するすべての治療にドイツ・メルツ社の「ボコーチュア(ボカチャー)」を使用しています。ボコーチュアは、複合タンパクを除去した製剤で、不要な外来タンパクをできるだけ含まない設計が特徴です。ボトックス注射は画期的な治療ですが、まれに中和抗体が形成され、薬剤の効果を感じにくくなったり、効果の持続が短く感じられたりする場合があります。抗体形成のリスクに関わる要因としては、過剰な投与量、短い間隔での繰り返し投与などが知られています。また、製剤に含まれる複合タンパクなどの成分も、免疫反応に影響する可能性が指摘されています。一度中和抗体が形成されると、その後の治療効果に影響する場合があるため、できるだけ抗体形成のリスクを抑えることが大切です。※1

当院では、目の前の効果だけでなく、将来にわたって治療を続ける可能性も考慮し、製剤選び・投与量・施術間隔を慎重に検討しています。形成外科専門医としての解剖学的な知識と臨床経験を活かし、一人ひとりの状態に合わせて、長期的な視点で治療を考えることも、当院が大切にしてきた診療姿勢のひとつです。

 ボトックス注射の詳細に関しては以前のコラムをご覧ください。
【以前の記事】ボトックス注射とは?はこちら

ボトックス注射の料金.png

(参考文献・論文)
※1:Benecke R. Clinical Relevance of Botulinum Toxin Immunogenicity. BioDrugs. 2012;26(2):e1-e9.
ボツリヌストキシン製剤の免疫原性と中和抗体形成について検討した総説論文。製剤に含まれる複合タンパクが免疫反応を促進し、中和抗体の形成に関与する可能性が指摘されています。また、中和抗体の形成によって、治療効果が低下する場合があることも報告されています。


4-2. CASE 02 ライムライトスペシャル

医師と看護師との連携による、一人ひとりに合わせたシミ治療

ライムライト症例.pngシミのお悩みで多くの方に選ばれているのが、ライムライトとアキュチップを組み合わせた当院オリジナルメニューの「ライムライトスペシャル」です。ライムライトは日本人の肌に合わせて開発された機器で、シミやくすみの原因となるメラニンや、赤みの原因となるヘモグロビンに反応する光を照射する治療です。また、光の熱エネルギーによってコラーゲン生成が促進され、ハリ感の向上も期待できます。アキュチップは、よりメラニンに反応性の高い光をピンポイントで照射するスポット治療です。

当院では、施術前に必ず医師が診察を行い、シミの種類や肌の状態を確認したうえで、治療の適応を診断しています。 肝斑の有無や日焼けの状態なども確認し、照射の強さやモードを検討します。なお、医師による診察は初診時だけではなく、施術のたびに必ず行っています。肌の状態は季節や生活環境、これまでの治療経過などによって変化するため、その時々の状態を医師が直接確認し、適切な治療方針を判断することが重要だと考えています。
そのうえで、医師が診察で確認した肌状態・照射方法を看護師に共有し、医師の指示のもと、まず看護師がライムライトを用いて、顔全体のシミ・くすみ・赤みなどに広くアプローチします。さらに、特に気になるシミに対しては、医師がアキュチップを用いてピンポイントでスポット照射を行います。このように、医師と看護師が綿密な連携をとりながら治療を行うことも、当院が大切にしている診療姿勢のひとつです。


ライムライトスペシャルのアキュチップでは、適応がある顔のシミに対して、可能な限り複数か所に照射を行います。ライムライト単体のメニューにアキュチップを追加することも可能ですが、アキュチップの照射箇所が20か所以上になる場合には、ライムライトスペシャルを選ばれる方が多く、実際には50か所以上照射するケースも少なくありません。そのため、「顔全体のくすみも気になるけれど、目立つシミもしっかり治療したい」という方に、全体治療と部分治療を組み合わせてアプローチできることが、ライムライトスペシャルの大きな特徴です。
「シミ」とひと括りにしても、その種類や濃さ、深さ、肌の状態は一人ひとり異なります。また、複数の種類のシミや色素斑が混在していることも多いです。そのため当院では、すべてのシミに一律の照射を行うのではなく、これまで積み重ねてきた症例や治療経験をもとに、医師が状態を見極め、看護師と連携しながら一人ひとりに合わせて治療を組み立てることを大切にしています。

「シミか肝斑か分からない」、「自分にはどの治療が合っているのか」、「どのくらい効果が期待できるのか」など、お悩みや疑問をお持ちの方も、どうぞお気軽にご相談ください。医師が実際に肌の状態を確認し、治療の選択肢や期待できる効果について、丁寧にご説明いたします。

ライムライトやアキュチップの詳細に関しては以前のコラムをご覧ください。
【以前の記事】ライムライト・アキュチップとは?はこちら

ライムライトスペシャルの料金.png


4-3. CASE 03 ヒアルロン酸注射

【製剤・注入方法を料金で選ばせない、一人ひとりに合わせたヒアルロン酸治療】

ヒアルロン酸症例.pngヒアルロン酸注射は、加齢などによって失われたボリュームを補ったり、輪郭や凹凸を整えたりすることで、自然な若々しさを目指す治療です。ほうれい線や口元、こめかみ、頬、アゴなど、気になる部位はさまざまですが、ヒアルロン酸治療で大切なのは、単に「へこんでいる部分を埋める」ことではないと考えています。顔全体の骨格や脂肪のつき方、皮膚の状態、左右差、表情の動きなどを見ながら、どこに、どの深さへ、どの程度注入するかを検討する必要があります。また、ヒアルロン酸製剤にはそれぞれ、硬さや弾力、なじみ方などに違いがあります。

なお、当院で取り扱っているヒアルロン酸製剤はアメリカ製のほか、フランスやスウェーデンなどのヨーロッパ製など複数種類を取り扱っており、医師が顔全体のバランスやお悩みの部位、目的に合わせて適した製剤を選択しています。たとえば、しっかりと形を整えたい部位と、自然になじませたい部位では、適した製剤が異なる場合があります。当院では、使用するヒアルロン酸の種類によって料金が変動することはありません。
さらに、施術内容に応じて細い針やマイクロカニューレと呼ばれる先端の丸い針やをする場合でも、追加料金はいただいていません。「この製剤にすると高くなるから別のものにする」、「この針を使うと追加料金がかかるから使わない」というように、料金によって治療内容が左右されるのではなく、その方に必要と考える製剤や注入方法を、適切にご提案
できることを大切にしています。
また、当院は衛生面にも配慮した「1本ボトルキープ式」を採用しています。ご購入いただいた1本は、他の患者様と共有することはありません。そのため、使用後に製剤が残った場合も、患者様ご本人用として厳格に管理します。製剤が残った場合は、初回注入から2か月以内に限り、手技料11,000円で追加注入が可能です。

ヒアルロン酸治療では、製剤の種類、注入する部位や深さ、使用する針、注入量など、さまざまな要素を組み合わせて治療を行います。当院では、形成外科専門医としての解剖学的な知識とこれまでの症例経験をもとに、顔全体のバランスを見ながら診断し、自然な仕上がりを目指した治療を行っています。

ヒアルロン酸注射の詳細に関しては以前のコラムをご覧ください。
【以前の記事】ヒアルロン酸注射とは?はこちら

ヒアルロン酸注射の料金.png


5.気軽に相談できる「美容のかかりつけ医」を目指して

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美容医療は、一度治療を受けたら終わりというものではありません。年齢を重ねるにつれて、お悩みも少しずつ変わっていきます。

「最近、以前とは違うシミが気になってきた」
「フェイスラインが少し変わってきた」
「この治療は自分にも合う?」

そんな時に、「まずアンデューで相談してみよう」と思っていただける存在でありたいと思っています。
来年、アンデュースキンケアクリニックは開院20年目を迎えます。これまで積み重ねてきた経験を大切にしながら、新しい知識や治療もしっかりと取り入れ、これからも皆様の肌や美容のお悩みに寄り添ってまいります。
センター南・センター北周辺で美容クリニックをお探しの方も、どうぞお気軽に当院へご相談ください。


今回のご紹介はここまでです。次回更新は12月上旬、「開院20年目を迎える、アンデュースキンケアクリニックが大切にしてきたこと◆後編◆」をご紹介します。治療にご興味のある方、美容のお悩みを誰に相談したらよいのか迷っている方、ぜひお気軽にご相談ください。


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PROFILE

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山崎 和紀(やまざき かずのり)

杏林大学医学部 卒業
杏林大学医学部附属病院 勤務
名古屋大学医学部附属病院形成外科 勤務
静岡済生会病院形成外科 勤務
虎の門病院形成外科 勤務
東京西徳洲会病院形成外科部長就任
2018年アンデュースキンケアクリニック院長就任

日本専門医機構形成外科領域専門医
日本美容皮膚科学会正会員
サーマクール認定医


アンデュースキンケアクリニック
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